IPS方式 と VA方式 液晶パネルはどっちが正解?


液晶テレビ&プラズマテレビ 選び方の結論

斜めから見ることも多いなら、色が変化しにくい「IPS方式」の液晶パネルが正解。他方、視聴位置は正面からのみという場合は「VA方式」に軍配。コントラスト性能に優れ、IPSでは潰れてしまいがちな微妙な明暗も描きわけるのが得意です。


VA方式(Vertical-Alignment方式)は、世界トップシェアのサムスン電子をはじめ、ソニー、シャープ、CMO、AUOなどを中心に非常に多くのメーカーが液晶テレビ用のパネルとして採用し量産されている方式で、世界的にも主流である事は間違いありません。
日本の液晶テレビ市場でもVA方式が主流ながら、IPS方式の人気も根強く、東芝やパナソニックを中心にLG製のIPS方式(In-Plane-Switching方式)液晶パネルが採用されており、安定したシェアを確保しています。

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IPS方式の人気モデル
IPS方式のメリットは、視野角が広い上に色度変移が少ない事。これは、水平に寝かせた液晶分子を横方向に回転させることでバックライト光量を制御するIPS方式独特の構造によるもの。液晶分子を垂直方向に回転させるため斜めから見るとどうしても暗くなり色あいも変化してしまうVA方式の弱点を克服できる、大きなメリットといえるでしょう。他方、以前はIPS方式だと「正面から画面を見た時はVAより暗い」「VA方式に比べてコントラストが低い」などの弱点が指摘されていましたが、現在では技術的に既に克服されたといって良いでしょう。

IPS方式の液晶パネルは、日立が開発した技術(日立ディスプレイズが特許を保有)であり、国内ではこの技術を用いた液晶パネル会社(IPSアルファテクノロジ)に出資(※)しているメーカーのテレビ、すなわち日立Wooo、パナソニックVIERA、東芝REGZAが、かつて日本製のIPS液晶パネルを採用していました(各社とも上位モデルに採用)。

しかしその後、液晶パネルメーカーの再編が進み、東芝は2008年に、日立は2010年に大半の株式をパナソニックに売却。経営権をパナソニックに移譲し、2010年10月に「パナソニック液晶ディスプレイ株式会社」に社名を変更。地デジ切り替え需要収束後には、さらにパナソニックから「株式会社ジャパンディスプレイ」(産業革新機構、ソニー、東芝、日立の出資により設立)に売却されました。

ジャパンディスプレイ社では、世界最高レベルの精細度液晶パネルなど、高付加価値(高単価)の中小型液晶パネルの開発・生産を志向しています。このような経緯から、低価格化が進むテレビ用の液晶パネルとして(高性能かつ高価格な)日本製IPSパネルが採用されるケースは徐々に減り、現在では韓国のLG製IPSパネルを採用するのが主流となっています(東芝REGZA、パナソニックVIERA、ソニーBRAVIA ともにIPSパネル採用機種にはLGパネルを使用)。

VA方式の人気モデル
選ぶポイントとしては、店舗や公共施設の待合室、教室等、多人数が様々な角度からテレビ画面を視聴する場所では、色度変移が少ないIPS方式の液晶パネルがおすすめ。一般家庭のリビングや居室等で視聴する場合は視聴角度も限られていますので、VA方式でもIPS方式でも違いは殆ど感じられないでしょう。どちらの方式を選んでも問題はありません。

ただし、ホームシアターなど正面位置からじっくりと映像の美しさを愉しむシチュエーションでは、VA方式の液晶パネルの方がおすすめ。IPS方式よりも細部ディテール表現に優れ、コントラスト感のあるリアルな映像を再現するのに適しているからです。
東芝REGZAが普及モデルではIPS方式とVA方式を併用しながら、直下型部分駆動のバックライトを備えたハイエンドモデルでは代々VA方式を搭載しているのも、各々のパネル特性を考慮した結果といえるでしょう。

以上がIPS方式 と VA方式の特徴になりますが、それでは具体的にどのテレビが自分のニーズに合っているのか、おすすめの機種をご案内しましょう。最適テレビ診断にトライしてみてください。


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